◇排気ブレーキ連動出力取出し その3◇


※警告※
今回の作業内容について、非常におすすめ出来ない手法を用いています。
作業に不手際があった場合、不具合発生時にはECUユニットの故障により走行不能になる可能性があります。
決して軽い気持ちで真似をすることの無いようお願いします。



さて、前ページにてあれこれ試しつつ、上の写真のユニットに行き着いたため仮接続で走行テストを実施しました。
結果ですが… 300q程度走行しましたが、エンジンチェックランプも点灯せず、変な臭いとか異常発熱とかもなく…。
ようやくですがうまく出力が取れる目途が立ちました。 この時点で最初の計画から約4か月… つ、疲れた…(苦笑

あとはこいつを本接続して車両に組み込み! …といきたいところですが、
こいつ、安全装置の類が一切組み込まれていません(爆
なので、安全装置を組み込んで正式な、安全なものにしていきます。
電気トラブルによる焼損、火災は本気で避けたいので…。


とりあえず… テストで使用したDC-DCコンバータ(緑基盤)は可変抵抗で電圧が調整可能ですが、
可変抵抗のつまみに何かが当たって電圧が変化してしまう可能性があるため、
左の半固定抵抗で調整する別のもの(青基盤)に変更します。
電圧の調整方式や入出力線接続が半田直付けだったり若干異なりますが、
基盤サイズが小さくなっていい感じ? でも最大出力電流は小さく… まぁ大丈夫でしょう、ということで(笑

 
続いて安全装置を…。 安全装置といっても、ヒューズと回路ON・OFF用のスライドスイッチ、整流ダイオードだけですが(
右の画像が完成品。安全装置の基盤にDC-DCも組み込んで小型化を図りましたが… 中途半端な大きさに仕上がりました(苦笑
もし次を作るなら大きさは要改善、ですかねぇ…(

 
完成したからといってもいきなり本設置はしません。仕様が変わればまたテストします。
…というわけで、仮電源接続で動作確認後、またシガー電源を駆使して… 今度はこのまま300q程度テストしました。
電圧測定回路上にリレー接点と整流ダイオードを加えた影響か、
検出される電圧値が変化したので赤基盤のパラメーターを若干調整しましたが、それ以外は特に影響もなく…。

余談ですが、この状態を見た知り合いらからは「なにこれ?」って毎回聞かれました(


実走行テストで悪影響が無いことが確認できたので、いざ本接続!
テストしていたユニットは後部座席下のオーディオ用DC-DCの上に設置しました。 ってか、そこしか空いてなかった(笑
これでますます後部座席下空間がカオスな状態に…(苦笑

無駄に長い時間かかりましたが、ようやくちゃんとした形になりました…。
実際に動作させるには自作コンソール上のスイッチを2つ、順を追って操作する必要はありますが、
ちゃんと排気ブレーキ動作に合わせて「キシューン」と音が出せるようになってGOOD!!  …って、完全な自己満足ですね(苦笑

これで完成! …としたいところですが、これからも動作試験を続けるような感じになりますね…。
なんせ、たぶん前例が無い…と思う事をやっているので、このユニットがいつまで持ってくれるか…。
これからも注意深く経過観察していきます(苦笑

〜2022年4月17日追記〜
その後ちょくちょく様子を見ながら運用していましたが、約5000q走行したところでエンジンチェックランプが点灯…。
改造箇所が原因かと冷や汗をかきましたが… エラーコードを調べたら「EGRバルブ系異常」という全く無関係のエラーでした(
後日、EGRバルブをディーラーで交換して修理完了。一安心です(苦笑


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