◇エアータンク&コンプレッサユニット作成 その5◇


◇第4章 仮組み・パイプ配管編◇
さて穴あけも無事に完了、コンプレッサ、タンク、分岐ブロックの取り付け位置が定まりました。
今度は接続を考えながらエアタンクと分岐ブロックに継ぎ手を組みましょう…。


必要なエルボ、クロス、ニップル等を買い漁ってシールテープを巻いてどんどん組んでいきます…。
この時に仕込むべき部品も具合を見ながら仕込みます(逆流防止弁やエアフィルタ等)
今回、錆を嫌って大部分をステンレス製の継ぎ手にしてみました。地味に高いんですよね…(苦笑
ちなみに入手したタンクはほとんどの場所がRc3/8(PT3/8)で、
下側の水抜き用の穴3つがRc1/4(PT1/4)になっていたので市販の継ぎ手で問題なく組み込めました。
…エア漏れがどの程度発生するかは試してないのでわかりませんが(爆

継ぎ手が全て取り付けられた段階で、今度は管用食込み継ぎ手を…。
以前、サンバーのユニットでは耐圧を考慮して鋼管を使用してみたのですが、
鋼管用食込み継ぎ手の場合は錆が発生して食込み部からエア漏れしてしまうトラブルが起きました…。
その後、真鍮製の銅管用食込み継ぎ手+銅パイプに変更した所全く問題がなくなったのでエルフのユニットでも採用することにしました。
前にストレートのなまし銅パイプを購入したときの余りが結構ありますので(定尺購入したので4m!・笑)、
もったいないので使ってしまおう、と言う意味もありますし無駄に新しくパイプを買う必要も無いですしね…。


銅パイプをパイプベンダーで手曲げしていき、一部仮配管ではありますが全ての継ぎ手が組み込めました。
本業で鋼管を曲げて油圧接続するような作業もやっているおかげで綺麗に接続できたなぁ、と…(笑
尚、コンプレッサのカバー上に四角い穴が開いたままになってますが、本組みの時にはちゃんと蓋をしますので…。
写真ではわかりづらいですがちゃんとコンプレッサ付属の圧力スイッチも仕込んであります。
圧力スイッチの取り付けに不備があるとぶっ壊れる以前にタンクが爆弾と化してしまうので取り付け位置は慎重に、
なおかつ壊れた際に交換しやすい場所を選びました。配線もしやすい…はずです(

指が写り込んでしまった(苦笑
右の写真手前に写っている分岐ブロックは近所のお客さんに追加工を依頼、
元々ただの独立4連だった物を3対1になるよう貫通穴を、横から1個開けてもらっています。
なので、コンプレッサからの空気は一度ブロックの端の1個を経由してからグネグネさせた長めの銅パイプを通り、
エアフィルタで水分を除去してから逆流防止弁を通ってタンクに入るように流れ、
圧力計が付いている継ぎ手からブロックの3連側へ接続されて各部へ分岐、という流れになるようにしています。
ブロック〜エアフィルタ間のパイプをグネグネさせて長くしているのは、
「流れる圧縮空気が少しでも冷えてくれるように」と狙って長くして見ましたが、果たして…。
カプラーも錆びたら困る部品なので… これも奮発して日東○器のオールステンレスの物を選びました。高かったですが…(苦笑

ちなみに写真中央付近に写っている白いエアフィルタはC○D製のオートドレン機能がついた物…。モノ○ロウで購入しました(笑
仕事でも機械のエアー元に使っている大変なじみの深い部品で、水やオイルがある程度溜まると勝手に下から排出される優れものです。
…んが、テスト動作させてみた結果、空圧回路上の設置場所が悪かったらしく
ドレン口からエア漏れしたまま一向にタンクへエアが送られない、という症状が発生したため使えませんでした。もったいない…(爆
そんなわけで後ほどサンバーにも使っている日本○機製の、手動ドレンのタイプに変更することになりましたとさ…(苦笑


〜その6へ〜


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